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July 31, 2006

ペテガリ岳 06年7月29日 単独

 はるかなる山、ペテガリ岳に行ってきた。
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 4時50分神威山荘出発。林道を700mくらいもどってシュオマナイ川を渡る。ベッピリガイ沢への峠越えコースである。
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 この沢は途中10mほどの滝が1箇所あるだけで、アプローチとしてすこぶる有用である。6時5分峠着。
 ベッピリガイ沢に降りてからは分岐部がいくつかあり、帰りのために覚えておかなくてはならない。
 ペテガリ沢川を立派な橋で渡ると、ペテガリ山荘に着いた。7時30分。
 入林者名簿によると、最低4人はピークをめざしているのがわかる。
 私もあとを追い、7時50分再出発。
 まずは沢沿いを歩く。よく踏まれていて歩きやすい道だ。.
天候はというと、残念ながら上部はガスっていて展望は利かない。
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 急登をこなすと、1050mピークに出る。8時50分。シビチャリ山方面がわずかに見えた。
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 休まず鞍部まで降りる。シロバナ二ガナとオトギリソウのちょっとしたお花畑になっていて、得した気分になる。
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 1259mピークの中腹まで進むとガス帯突入。ほどなく雨も降ってきた。
 ゴゼンタチバナやわずかに残ったシャクナゲの花が励みだ。
 10時20分、1301mピーク着。雨は強まる一方で不安がよぎるも、ここまできて断念するわけにはいかない。
 標高1500mくらいから、今朝山荘から出発した登山者にぽつぽつ会う。さすがペテガリに登るだけあって、しっかりとした足どりである。
 計11人にいつもの旗を見てもらい、最後の急登にかかる。視界は数十mしかなく、ニセ頂上になんどもだまされた。
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 11時25分やっとのことで山頂到着。エゾツツジとチシマキキョウと思われる可憐な花が歓迎してくれた。
 40分ほど待ってみたが、展望はまったく利かず。本当に残念である。東尾根やルベツネ方面の偵察もできず。
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 仕方がないので、いつもの旗を写真にとって満足とする。
 12時5分下山開始。1050mピークまで降りて、ようやく雨が止んできた。
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 2時50分ペテガリ山荘着。時間があれば1泊したくなる快適な小屋だ。
 あとは、来た道どおりに歩を進め5時15分神威山荘到着。
 山荘でずいぶん大きなパーティーがテントを張っていると思ったら、大学山岳部同期のOさん、後輩のSさんたちであった。これには本当に驚いた。
 
 悪天候のため展望は得られなかったが、今後の縦走に足がかりはできたのではないかと思う。次回を楽しみにしたい。

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July 23, 2006

インドヒマラヤKR6峰(6187m)初登頂 Ⅷ

 8月10日。結局一睡もできなかった。やはり眠れないというのは苦しい。げっそりしてしまうが、もうやるしかない。あとは今まで鍛えてきた体が頂上までもってくれるかどうかだ。
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 2時半頃から食事の準備をはじめたので、まだ暗いうちから出発準備が整った。ところが、ハイポーターは誰一人ライトをもっていないというではないか。仕方がないので明るくなるのを待って、5時半テントをあとにした。
 いよいよアタックだ。見も心も引き締まる。早朝だけに雪が硬く快調なペースだ。昨日の最高到達点(5400m)まで一気に登りつめ、アイゼンをつける。朝日がKR6峰を染めだした。今時分がこのような荘厳な場面に立ち会えたということだけで、今までのすべての苦労が報われたような気がした。
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 いよいよ氷壁を登り出す。クレバスはないと見て、各自ノーザイル、思い思いのペースで登って行く。少々急になってきたところで、ザイルをつけた。ここから一気に150m稼ぐ。日本の山の3分の2くらいのペースはキープしているようだ。その先斜面が急になるところまで登って、休憩をとる。7時、5700mくらいか。
 ここからは完全な登攀だ。まずは40~50度の氷壁が150mつづく。硬い氷の上に薄く雪がのっている状態だ。スノーバーを多用しながら、ときにアイスハーケンを使う。次は岩場に入り約50m直登する。時折岩に撃ち込むハーケンの音が快い。岩場は風化が著しく、浮き石だらけである。トップの落とす石を避けながらの登攀で、気が抜けない。
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 ここから先は50~60度の氷壁が20m、さらにもろい岩場を20m登るとテラスに出た。これで岩場の部分を突破したことになる。休憩をとり、朝からはじめて甘いものを口に入れることができた。
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 この地点から再び50度の氷壁を約50m登ると、待望の尾根に飛び出した。11時30分。5850m。

 


 
 24日以前ここでも紹介した「アフガニスタン・命の水を求めて」NHKの特集番組の最終回を見た。日本の若者たちへ、というテーマの非常に印象深い内容だった。私も十数年前ペシャワールで働いた時のことを思い出した。
 岩波ブックレットに「アフガニスタンで考える 国際貢献と憲法九条」中村哲著 という本が出ている。ぜひ一読を勧めたい。

 ここでご案内をひとつ。私の勤める職場の創立30周年を記念して下記の要領で講演会を開きます。お近くの方はどうぞ聞きに来てください。
 とき:9月23日(土)午後3時から5時まで
 ところ:函館市本町 法華クラブ
 話す人:小山内美江子さん(3年B組金八先生の脚本を書いた人です)
 テーマ:平和と医療
 入場料:無料

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July 17, 2006

羽衣の滝と旭岳ハイキング 06年7月15,16日 同行家族

 連休を利用して、大雪の気軽に行けるコースへ行ってきた。
展望台から見た羽衣の滝。あわせて270m。
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 一面チングルマのお花畑だ
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    近づいても逃げない
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    チングルマが見ごろ
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   エゾコザクラが可憐だった
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   旭岳のガスはなかなかとれなかった
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 軽いハイキングだったが、花は本当にすばらしかった。大雪の花だけを目当てにでも、毎年訪ねたいものである。
 

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July 13, 2006

北海道の沢登り

 「ganさんが遡行 北海道の沢登り」という本を読んだ。
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 体力派で有名なganさんと最近知り合いになった。そのganさんが沢登りの本を出すということで、さっそくsakagさんから1冊譲ってもらい読んでみた。
 まず写真がきれいだ。道内の26本の沢が紹介されており、臨場感あふれる記述となっている。
 今まで北海道の沢登りの本といったら、「北海道の山と谷」北海道撮影社 くらいしかなかったので、非常に貴重である。
 とてもganさんのようにはいかないが、少しずつ道内の沢を登っていきたいものである。
 ぜひ、購入を勧めたい。

 さて、7月9日勤めている職場のイベント、自転車平和リレーのマラソンの部に参加した。
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 これは例年この時期に行われているもので、自転車は2日で黒松内~鹿部~恵山~函館、マラソンは1日で鹿部~函館を、「平和」をアピールしながら走破するものである。
 私は旧戸井町の13kmが担当だった。当日は霧雨模様の天候だったが、津軽海峡を横目で見ながらのランニングは気分が良かった。この調子でいろんな機会に「平和」の重要性と行動を訴えていきたいと思う。

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July 08, 2006

松倉川下部探訪 06年7月8日 同行Tさん

 函館市湯の川に河口のある松倉川に行ってきた。
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 10時出発。林道から白滝めざして降りる。昨日まで雨だったためか、水量が非常に多い。
 途中、一箇所懸垂下降したりしながら、函到着。完全なゴルジュとなっており、へつりは不可能だ。
 水量、水温とも泳いで突破することはとても無理。
 いつもの記念撮影をして、林道まであがる。
 まだ時間が早いので、ミズの沢を30分ほど遡行したり、本流を3段の滝まで行ったりして、1時20分下山した。
 久しぶりの沢登りだったが、函館近郊にこんなきれいな渓谷があるとは驚きだった。

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July 02, 2006

インドヒマラヤKR6峰(6187m)初登頂 Ⅶ

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 8月9日。今日はいよいよC1入りである。8時35分、必要な全食料、装備を持ちABCをあとにする。
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 今日もザックは20kgくらいか。いつまでたってもこの重さには慣れない。
 昨日の失敗からルートを変え氷河左岸のモレーンをつめたら、クレバスもなく快調なピッチをきざむことができた。12時C1着。
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 荷をテントに放り込み、さっそく偵察に出かける。昨日の最高地点よりさらに上部まで登り、明日登るであろう氷壁の基部まで達する。標高は5400m。KR7峰から雪崩れたのであろうか、あたり一面に氷のブロックが散乱している。
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 ゆっくりと下山し、C1に戻ったのは3時10分だった。
 明日はいよいよアタックだ。1gでも荷を軽くするよう準備を整えた。


 私も会員のペシャワール会の会報が送られてきた。中村哲先生の文章に印象深い言葉があったので紹介したい。
 「アフガン問題」は、知れば知るほど底が深い。中略。
 侵される側の立場に立てば、暗い鬱憤が涌いてこないこともない。国益の名の下に戦争が正当化され、現地の無数の犠牲は顧みられることがない。「自由とデモクラシー」でさえ、戦争合理化の小道具に変質してしまった。「人々の人権を守るために」と空爆で人々を殺す。果ては、「世界平和」のために戦争をするという。いったい何を、何から守るのか。こんな偽善と茶番が長続きするはずがない。

 6,7月NHK教育テレビで月曜午後10時25分から50分まで中村先生の活動が放送されています。
 テーマは「アフガニスタン・命の水を求めて ある日本人医師の苦闘」です。
 ぜひ一度見てください。

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