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July 28, 2005

緑岳から小泉岳 05年7月24日 同行Tさん、Mさん

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写真 上左:一面雪の第一花畑から緑岳を見る 上右:緑岳山頂にて 下左:エゾツツジのお花畑から望む旭岳
下右:チングルマの大群落
 3日目は花で有名な緑岳から小泉岳をめざした。3時45分高原山荘出発。忠別岳の上に月が出ている。1時間かからないで第一花畑に到着。まだ全面雪の下となっている。解けるにはあと2,3週間はかかるのではないか。
わずかにエゾコザクラの可憐な姿が確認できた。第二花畑も大雪渓となっていて、花は見えず。標高差250mの登りに入る。順調に高度を稼ぎ6時15分緑岳登頂。ガスってはいるが、旭岳から白雲岳の展望は楽しめた。
 頂上でゆっくりしていたら、九州から車で回っているという単独のおじさんに会う。時間の関係で今日は小泉岳までのピストンとする。緑岳を少し降りたら、一面のお花畑となる。期待していなかっただけに、喜びもひとしおである。エゾコザクラ、チングルマ、ウルップソウ、シオガマ、ミヤマリンドウなど。感動ものである。7時30分小泉岳着。すぐさま引き返す。
 緑岳まで戻って、景色を眼にやきつける。さすがに登ってくる人が多くなってきた。そのほとんどが道内の人だ。今日は、40人位の人に「平和憲法」をアピールできたのではないかと思う。のんびり下って、10時45分高原山荘着。露天風呂に入って、帰路についた。

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July 26, 2005

武華山 05年7月23日 同行Tさん、Mさん

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写真 左:山頂にて 右:ライオン岩より武華山を振り返る
 天塩岳の翌日、北大雪の武華山を選んだ。7時15分登山口出発。東尾根コースを取る。ゴゼンタチバナが多く見られ、心が和む。登りはじめに稜線が一時見えただけで、ほどなくガスが降りてきた。前ムカ手前にて小休止。エゾツツジがきれいだ。好天なら武利岳をピストンするつもりだったが、視界がきかずあきらめる。岩場の頂上は9時50分着。先着の人が1人いた。
 期待した大雪から阿寒までの大展望はなし。のんびり休みながら待ってみるも、西面の沢が見えただけだけだった。しかし、合計10人に満たない静かな頂は得がたいものだった。
 12時重い腰を上げる。ライオン岩に寄り道をする。エゾツツジやチシマギキョウが咲き乱れていて、得した気分になった。あとは順調に下山し、2時30分登山口に帰着した。
 

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July 25, 2005

天塩岳 05年7月22日 同行Tさん、Mさん、Kさん 

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 写真 左:新道避難小屋近くから見る天塩岳 右:頂上にて
 まだ登っていない天塩岳に登る機会を得た。6時10分新道登山口発。広い道をゆっくりと登っていく。前天塩岳の険しい山容が登高欲をそそる。丸山到着は8時30分。避難小屋で一息入れ、鋭鋒天塩岳をめざす。時折ガスがかかるが、まずまずの天候だ。這い松帯を下を向いて登っていたら、あっけなく登頂(9時30分)。
 残念ながらガスのため展望はチトカニウシ山がなんとか確認できたくらい。山頂でのんびりしていたら、驚いたことに70人くらいの人に会う。「平和憲法を守ろう」の旗も少しは見てもらえたろうか。
 10時30分あまりゆっくりもしていられないので、腰を上げる。前天塩岳は11時25分着。大学生らしい7人パーティーに出会う。やはり若いっていうことはすばらしいと思う。下りで白いコマクサを見た。あとは順調に下りをこなし、2時50分新道登山口帰着。

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July 18, 2005

御神楽岳 山伏尾根 昭和56年5月24日 同行Nさん

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 若いとき、越後の秘峰、御神楽岳に通った。そのときの記録をひとつ紹介したい。
 写真(別の山行時のもの)左:湯沢の雪渓をつめる 右:湯沢から山伏のドームを見上げる
 朝4時20分新潟出発。眠い眼をこすりながら、49号線を急ぐ。6時30分林道終点着。さっそく歩き始める。湯沢出合にて朝食をとり、遡行をはじめる。10分もしないうちに大雪渓に出、苦もなく大滝まで導かれる。
 岩壁上部には雪が残っており、沢通しは危険な模様。8時30分サンゴクラック手前よりやぶの少ない小沢を登り出す。約1時間で山伏尾根に出た。ここからの湯沢の展望はすさまじいほどで、沢全体が屏風のごとくそそり立っている。湯沢の頭ははるかに遠い。
 しばらく進むと岩峰が出てきた。左に回りこみ、登攀は3m上部から開始。潅木にビレイをとりながら40mで抜ける。次はやぶのついた岩稜だ。2ピッチで楽勝にこなす。ここでようやく山伏のドームが姿を現わした。写真とは違い、なかなかの迫力である。基部まで歩を進め、小休止する。
 11時30分登攀開始。10mほど登るも、ピッケルがじゃまになってくる。ザックをブッシュに固定し、空身で登る。2つのチムニーはなかなか渋く、足を突っ張ったりしながら40mで大木に着いた。Nさんがザックのところまで来たところでもう一本のザイルでザックを引っ張りあげようと試みたが、無理だった。Nさんと合流後、懸垂で降りて担いで登ることになった。
 20mほど尾根沿いに進むと岩壁にぶつかる。おかしいなと思ったが、両側とも巻くのはとても困難だ。正面はかぶっていて不可能。裏は草つきでいやらしそう。結局両者の中間リッジをルートに決めた。3mで残置ハーケン1枚発見。さらに数m登って、ハーケンを1枚打ち込み、ジリジリと高度を上げる。岩は浮いており、しかも垂直なので厳しい登攀となった。15mで立ち木にビレイがとれ、もう10mでドームの頭に出た。確保するところがないので、40m一杯伸ばして大木に着く。Nさんが登ってきたところで、ザックの回収にかかるが、ひと苦労だった。
 やっとザイルを解ける。時計を見ると、3時を過ぎているではないか。おまけに雨も降ってきた。易しいスラブを急いでとばす。湯沢の頭には4時着。あとは例のいやな下りを2時間半でこなし、6時40分車中の人となった。

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July 10, 2005

ニセイカウシュッペ山~平山~天狗岳縦走 05年7月9日 単独

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写真 左上:大雪連峰をバックに頂上にて 右上:これからたどる吊り尾根 下左:平山方面から望むニセイカウシュッペ山 右下:天狗岳でみつけたエゾツツジ
以前から気になっていた山、ニセイカウシュッペ山。どうせ行くなら平山から天狗岳まで縦走できればと考えた。
5時45分ニセイカウシュッペ山登山口出発。好天で気持ちのよい朝である。天塩岳や大雪連峰の展望を楽しみながら、高度を上げる。思いのほか花が多く、得した気分だ。大槍、小槍の迫力ある姿を望みながらがんばり、7時35分頂上着。360度の大展望を満喫する。
 さて、めざす吊り尾根には写真のような岩峰が見え、果たして無事越えられるか不安がもたげる。縦走路はしっかりした踏み跡があり、迷う心配はない。問題の難所も注意していればさほどではなく、約1時間で1811mピークで出る。休む間もなく、平山に向かう。途中コマクサの群落に眼を奪われる。9時半平山到着。
 武利岳、武華山、石狩岳などの眺望を楽しんだ後、来た道を戻る。10時20分比麻良山通過。ガスが出てきて展望が利かなくなってきた。最低コルまで一気に下り、小休止する。この後は有明山まで忍耐の登りだった。1時天狗岳着。なんと同じ山岳会会友のSさんに会う。Sさんが有明山ピストンに行ってくる間、のんびりと山頂で過ごす。合流後はゆっくりと下山し、4時7分登山口に着いた。ちなみにSさんは全国の山をめぐっており、これまでに4000以上のピークを踏破しているという。まったく驚いた。

 ここで話題をひとつ。7月7日登山者九条の会が発足したという新聞記事を見た。山野井泰史さんや根深誠さんら多くの登山者が賛同しているという。戦争中は登山するなんて、非国民扱いされたというではないか。私も大いに応援したいと思う。

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July 04, 2005

越後駒ヶ岳郡界尾根 昭和60年4月28日 同行kさん、Uさん

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 写真 左:八海山から見る駒ヶ岳郡界尾根 右:厳冬期の郡界尾根(越稜山岳会提供)
 越後駒ヶ岳に小倉尾根から登ると、対岸に険しい尾根が望まれる。この尾根が郡界尾根で、いつかはトレースしたいと考えていた。幸い60年と翌年4月(このときは駒の湯から)実現できた。古い記録だが、簡単に紹介したい。
 4時荒山集落からかなり奥まで車で入ることができた。水無川沿いに30分でセンノ沢出合に着く。明け方の薄明かりの中、カグラ滝が落ちてくるのが見える。朝食を軽くとって沢に入る。一箇所雪渓が途切れていて、左岸を小さく巻く。再び雪渓に降りて見上げる沢は、びっしりと雪がつまっているようだ。対岸の八海山北面の荒々しい姿に驚く。
 途中かなり狭い廊下状のところを越え、二俣に着く。ここで、今朝から体調がいまひとつだったUさんが下山することになった。本来は向かって左側を進むらしいが、今年は雪が少なく滝がかなり出ている。高巻きも難しくなりそうなので、右俣わきの雪渓をつめることにした。下からはゆるく見えた雪渓は登れば登るほど急になってくる。休めるところもなく、緊張したまま300mほど登ってやぶに取り付く。八海山北面の展望がどんどん広がってきた。やぶこぎわずかで、左へトラバースする。その後は大雪原と形容してもよさそうな沢が稜線までつづいているのに出会う。ここから見上げる池の塔は迫力がある。
このあとほどなく郡界尾根に飛び出た(7時10分)。このあたりがブラック大地と呼ばれる場所であろうか。アオリ池らしき地形も見下ろされる。沢の出合から所要時間2時間。郡界尾根のアプローチとしてはすこぶる有用だ。しばらくは雪をけって快調に進んだが、やぶが出てくる。
 左側は雪山沢の大岩壁、右側は猛烈なやぶ。一歩誤ると思うと、慎重にならざるを得ない。8時25分池の塔着。ここから望む駒ヶ岳は壮大きわまりない。巨大なマキグラノツルネを派生させ、オツルミズ沢が深く食い込んでいる。このあとたどる稜線は雪がほとんどついておらず、苦闘が予想される。30分ほどやぶをこいで1400mピークにさしかかった所で、Kさんのピッケルがないことに気づく。途中で落としたに違いない。彼は池の塔まで少しという地点まで戻り、30分で回収してきた。
 下りにかかると、左に見下ろされる日本有数の岩壁、金山沢がすごい。一箇所露岩があり慎重に通過する。第四スラブの突き上げにシュリンゲが数本残置されており、けっこう登る人がいるんだと認識を改める。最低鞍部手前でオツルミズ沢までつづく雪渓が出現。これ幸いとグリセードで谷底まで降りた。10時25分。
 向かって右側にはマキグラノツルネがはるか高くそびえている。いよいよ頂上までこの沢をつめるのだ。郡界尾根は沢床から数十mしか高くないが、マキグラの方は頭上はるかに我々を圧し、ブロックもひっかかっており油断できない。しばらく進むと頂上らしきピラミッドが遠くに見えてきた。信じられないような高さだ。
 蛇行する沢を忠実につめ、確実に高度を稼いでゆく。と、突然大雪崩の跡にぶつかった。ヒマラヤのアイスフォールもかくやと思わせるほどのスケールで、やっとの思いで渡りきった。寝不足のためかついつい休みが多くなる。フキギを過ぎ二俣を左にたどったら、一箇所雪渓が切れていた。ここぞとばかり冷たい水をがぶ飲みする。
 ようやく小屋の鉄塔が見えてきた。大砂漠とでもいいたくなるような雪原を、足を引きずりながら歩む。駒の小屋着12時45分。小屋の名物おじさんも元気で何よりだ。センノ沢から来たといったら、暖かいMIROをご馳走してくれた。ゆっくり休んで山頂に向かう。1時15分到着。下りは早く、時折登山者に会うだけでどんどん降りる。まだ日があるうちに大湯まで下山することができた。

ここで話題をひとつ。映画「日本国憲法」をみた。じっくりと考えさせる内容で、あらためて憲法のかけがえのなさが心にしみた。機会をを作ってまわりの人に伝えていこうと思う。

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