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May 13, 2005

十勝岳 05年5月4日 同行Mさん、Tさん

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写真 上左:まずは避難小屋に向かう 上右:めざす十勝岳をバックに 中左:十勝岳に迫る 中右:十勝岳山頂にて 下左:山頂より富良野岳を望む 下右:宿から上ホロカメットク山を見渡す
 6時40分吹上温泉出発。悪天の予報であったが、運よくもってくれた。避難小屋で大学生と思われるパーティーに会った。頂上直下はアイゼンを要し、少し急だったが順調に登高をつづけ、9時50分山頂着。360度の大展望であった。下山は早く12時25分登山口に到着した。

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May 11, 2005

羅臼岳 05年5月1日 単独

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 写真 上左:朝日を浴びる硫黄山 上右:山頂から硫黄山を望む 中左:山頂から遠音別岳、海別岳、斜里岳を望む 中右:羅臼平から羅臼岳をバックに 下:羅臼岳をふりかえる
4時50分出発。木下小屋の脇を通り登り出す。いきなり急登だ。今日の天気は上の方がガスっているが、そう悪くなさそうである。559mピークは岩峰となっていて、左側を巻く。登るに従いガスが切れてきて、硫黄山方面が見えてきた。朝日が当たり、厳粛な気分になる。842mピークは6時20分着。この頃にはさらに天気が良くなり、羅臼、三ツ峰、サシルイ岳などの展望が眼前に展開するようになる。すこぶる気分が良い。
 少々下って極楽平に到着。登山道は正面の壁を登るようだが、そのまま沢をつめれるだけつめて行くことにする。三ツ峰の山腹が急になりだすところからトラバースして羅臼平に出た。眺望は一段と利くようになり、クナシリ島の爺々岳まで見渡せた。鷲が闖入者を威嚇するように頭上を飛んでいる。やはり辺境の地だ。
 いよいよアタックにかかる。見上げる頂上直下はえらく急に見える。アイゼンをつけ、気を引き締めて登り出す。一段目の急登は正面から登る。そのまま登り続け、頂上直下の岩場に到着。夏道は南側に回りこんでいるようだが、登り口が見つからず。正面の急斜面を突破することにする。ゆっくりと歩を進め、最後は右よりのルートをとり、登頂す。8時50分。
 頂上は今まで見たこともない巨大なエビの尻尾に覆われている。南は遠音別岳、海別岳、斜里岳まで見える。北には硫黄山につづく峰々。眼下には知床の海岸線。最果ての地の眺望を十分に楽しんだ。
 下りは慎重を期す。20m位が核心部で、あとは登りのトレースに従う。9時30分羅臼平着。これで一安心だ。セルフタイマーで写真を撮った後、下山にかかる。極楽平手前で、東京から来たという4人パーティーに会う。
 やはり下りは早い。順調にこなし、11時15分登山口着。
 久しぶりに充実した山行だった。少し休んでから、斜里岳再挑戦のため清里に移動する。

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May 10, 2005

大雪 旭岳 05年5月3日 同行Mさん,Tさん

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 写真 上左:旭岳の尾根を登る 上右:旭岳頂上にて旗を掲げる 下左:頂上から比布岳、安足間岳方向を望む
下右:山頂をふりかえる
  友人2人と旭川空港で合流した後、レンタカーで旭岳ロープウェイへ。天候は曇り、上部は厚い雲に覆われている状態である。12時30分出発。積雪は2m以上あり、一面銀世界となる。旭岳石室まではゆるい上りだ。ここで装備を整え、さらに上を目指す。登山者が2人下山してきた。山頂付近は相当の風になっているようだ。
 頂上まで約300m、急になる手前でアイゼンをつける。視界は登るに従い、少しずつ回復傾向。金庫岩のあたりで、風はいっそう強まってきた。もう少しと、ガッツで登り続け、2時30分山頂着。
 さっそく友人が生協から借りてきた旗を掲げる。ガスが切れてきて、安足間から比布、鋸岳の稜線が見渡せるようになってきた。さっきまで雲の中であったことを考えると、本当にラッキーである。
 寒いので長くは滞在できず。下りにかかる。トムラウシや十勝連峰も見えてきて、すばらしい眺めである。順調に降りつづけ、4時にはロープウェイ駅帰着。遠方から来た友人にも満足してもらえ、幸運な山行だった。

 皆さんは「きけわだつみのこえ」という本をご存知でしょうか。この本は日本戦没学生の手記ですが、今回はそのうちのひとつを紹介したいと思います。
 木○久○ 京大経済学部生 昭和二十一年シンガポールの刑務所にて戦犯刑死。陸軍上等兵。二十八歳。
 中略。私は死刑の宣告をせられた。誰がこれを予測したであろう。年齢三十に至らず、かつ、学半ばにしてこの世を去る運命を誰が予知し得たであろう。
 中略。私はなんら死に値する悪をした事はない。悪をなしたのは他の人々である。
 中略。私は生きるべく、私の身の潔白を証明すべくあらゆる手段をつくした。私の上級者たる将校連より法廷において真実の陳述をなすことを厳禁せられ、それがため、命令者たる上級将校が懲役、被命者たる私が死刑の判決を下された。これは明らかに不合理である。
 中略。父母はその後御達者でありますか。孝ちゃんは達者か。孝ちゃんはもう二十二歳になるんですね。立派な娘さんになっているんでしょうが、一目見られないのは残念です。早く結婚して私に代わって家を継いでください。私のいない後、父母に孝養をつくせるのはあなただけですから。
 中略。降伏後の日本はずいぶんと変わったことだろう。思想的にも政治経済機構的にもずいぶんの試練と経験と変化とを受けるであろうが、そのいずれもが見ごたえのある一つ一つであるに相違ない。その中に私の時間と場所が見出されないのは誠に残念だ。
 中略。私の命日は昭和二十一年五月二十三日なり。
 
 と書いて死んでいったのです。涙なくして読みとおせない手記です。
 振り返って今の日本を見てみると、戦前と同じ道を歩んでいると思います。しかもどんどんスピードを上げて。
 いったい第二次大戦の反省はどこへいってしまったのでしょうか。
 「きけわだつみのこえ」ご一読をすすめます。
 

 

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May 09, 2005

斜里岳 05年5月2日 単独

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 写真 左:斜里岳西尾根 上部はガスったまま 右:直登沢から氷ばくが見えた
 2日前断念した斜里岳、なんとしても登りたい思いで、4時15分登山口を出発。天候は曇りで、上部はガスっている。一の沢川からは林道を離れ沢沿いをルートとする。6時40分清岳荘跡着。天候は変わらず。風は相当強い。西尾根に上がるか、このまま沢をつめていくかだ。直登沢の過去の記録、今日の雪の状態からいって雪崩れることはないと判断する。
 そうと決まればスピーディーに行動しよう。沢をどんどんつめていく。途中滝が顔を出している所や側壁が急傾斜で落ち込んでいる所もあり、十分注意してコースどりをする。デブリは見当たらない。8時上二股着。この頃にはすでにガス帯の中に入っており、視界は利かず。頑張って1300m地点まで上がる。ここで約1時間天候待ちをするもまったく回復する兆しがない。残念だが下山を決める。
 11時10分登山口着。2回挑戦しても登れなかったが、やるだけやったので気分は悪くない。次回は西尾根あたりから登ってみたいものだ。前回、今回とも登山者には一人も会わず、静かな山行だった。

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May 08, 2005

斜里岳 05年4月30日 単独

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写真:清里から望む斜里岳
 宿についてからも、斜里岳はずっと見えていた。明日の天気予報は雨だがどうなるか。
 朝4時半宿を出る。斜里岳はガスっていてまったく見えず。加えて強風だ。4時45分登山口着。ここから清岳荘跡まで約8kmの林道歩きとなる。チエサクエトンビ川分岐より雪道となる。約1時間歩いたところで雪が降り出す。一の沢を渡り林道をさら進むも、雪がいっそう激しくなってきた。ガスのため視界も利かず。風も強まる一方。約2時間歩いたところで、さすがにこれ以上の前進は無理と判断し、引き返すことにした。下山は早く約1時間で登山口まで戻る。今日は誰にも会わなかった。この天気では仕方あるまい。
 車を呼んで斜里駅までお願いする。バスでウトロまで移動した後、車で羅臼岳の登山口岩尾別温泉へ。岩尾別では雪となっていて、新雪が5cmくらい積もっていた。とても春とは思えない天候である。
 
 皆さんは信州上田にある「無言館」という美術館をご存知でしょうか。昨年の夏、暑い日でした。以前から関心のあったこの美術館を訪ねることができました。
 「無言館」には第二次大戦中亡くなった画学生さんたちの絵や遺品が集められています。戦争に行く前に精魂こめて描いた絵や、戦地から父母にあてた絵葉書などがかざられています。
 私は静岡県出身のNさんの描いた「妻の像」に目がとまりました。この絵は学生結婚した愛する奥さんを描いたもので、なぜか心に残るものがありました。そのNさんはわずか26歳で遠い満州で戦死しました。奥さんも赤ちゃんを産んだ後病死したそうです。Nさんは赤ちゃんの顔をみることも、病気の奥さんを見舞うこともできず、さびしく死んでいったわけです。
 これが戦争というものでしょう。画学生さんたちの無念さが心にしみました。
 なんとしても戦争だけは防ぎたいと思います。
 

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May 07, 2005

雌阿寒岳 05年4月29日 単独

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 写真 左:雌阿寒岳を見上げる。ルートは左の雪に覆われた沢 右:雌阿寒岳山頂
 前日は夜11時に釧路にたどり着く。眠い目をこすりながら、7時20分のバスで阿寒湖へ。10時5分野中温泉登山口出発。うっそうとした森だ。天候は晴れ、積雪も十分ある。登りだしてすぐ、単独の登山者が下山してくるのが見えた。早々と這い松が現れ、4合目で雌阿寒岳の展望が一気に開ける。この後稜線まで突き上げている大沢に入る。だんだん急になってくるが、今日の状態なら雪崩の心配はないので、上部からの落石に気をつけていけば良い。
 まっすぐ突き上げ、火口壁の一角に出る。あとは稜線上を進むだけだ。山頂が近づくにつれ、風が強まる。一時飛ばされるのではないかと感じるほどになるが、ここで敗退するわけにはいかないので、ガッツで登頂する(11時50分)。雄阿寒岳が登行欲をそそる山容だ。
 寒いのでゆっくり休んでもいられず。証拠写真を撮って山頂を辞す。下りは早く、1時10分には下山した。なにはともあれ、一つ目をクリアーし、ほっとした。温泉で体を休め、次なる目標斜里岳の麓、清里に移動する。
 
 

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