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January 29, 2005

春の伏見岳から神威岳 02年4月27日 単独

husimi1husimi2fusimi3fusimi4 例年にない寡雪のため、日高で一番雪が多いと思われるコースを歩いてみた。
 朝3時タクシーで帯広の宿を出る。ニタナイ川林道のゲートは開いていて、約1時間で伏見小屋着。今年は雪が少なく、小屋周辺もほとんど雪がない状態だ。小屋を覗いて、4時20分出発する。緩登ひと登りで、急な尾根に取り付く。5時25分1224mピーク着。晴天の中まわりの展望が徐々に広がる。寡雪とはいえ尾根は雪に覆われており、ペースが上がる。妙敷山を見上げながら飛ばして、8時30分伏見岳頂上着。南面の眺望が一気に開け、十勝幌尻から札内、エサオマントッタベツの稜線が、朝日を浴びて神々しいまでに光り輝いている。神威岳から戸蔦別の稜線も、べったりと雪がついていてこれなら大丈夫そうだ。山頂のすぐ奥のピークに、単独行の人がいて程なく合流した。日高には写真を撮るためによく登るらしく、妙敷経由で下山するそうだ。
 ここからは岩と這い松が混じった急な尾根となっていて、少し緊張する。稜線にはあまり雪がなく、登山道が稜線から外れているところもあり、けっこう時間がかかる。1546mの鞍部まで降りて見上げるピパイロは、迫力満点だ。この地点からは雪の大斜面となっていて、頂上まで休まず登る。8時32分着。山頂はちょっとした岩場で、360度の大展望だ。1967m峰から戸蔦別、奥には幌尻岳がそびえており、見飽きることがない。この先は、やぶの混じったやせ尾根を約30分で芽室岳への分岐点着。芽室方面は3箇所雪がきれていて、かなりのやぶ漕ぎが必要だ。9時を過ぎ雪が埋まるようになってきた。1967m峰へは雪のついた急斜面を直登し、10時着。チロロ岳方面がよく見える。
 のんびりしたいところだが、先が長いので腰を上げる。ところどころ岩稜が出てきてなかなか変化がある。1箇所北面の小雪渓トラバースがあり、少し緊張した。展望のよい稜線を気持ちよく進む。北戸蔦別岳で、十数年前ここからコイカクまで縦走したときのことが思い起こされた。日高の主峰幌尻岳がすごいスケールで望まれる。それにしても大きい山だ。ほぼ夏道通り進んで12時35分戸蔦別岳着。主峰を前にしてアタックできないのは、かえすがえすも残念だ。
 ここで夏道はなくなった。神威岳方面の稜線は、予想とは違いかなりやぶが出ている。戸蔦別の急斜面を一気に下り、程なく這い松帯に突入する。踏み後はないも同然で、時間がどんどん過ぎていく。稜線に一部雪堤が残っているが、ほとんどが崩れかけている。その下は驚くほどの急斜面だ。結局雪はさして利用できず、黙々と這い松をこぐことになった。1803mピークの次のピークで八の沢から登ってきたという2人組に会う。戸蔦別林道はほぼ終点まで車が入るという。朗報だ。
 その後も這い松との苦闘が続く。イドンナップからナメワッカの稜線が登高欲をそそる。1753mピークでやっとやぶから少し開放される。次の鞍部で熊の足跡を発見。数日前に通ったようだ。3時50分神威岳に到着。エサオマントッタベツの登りは相当やぶが出ている。北東尾根の頭にテントが三つ張ってあるが、エサオマンのピストンにでも行ったのか姿は見えず。時間が気になるので、休まず下りに入る。エサオマンから札内岳の魅力的な稜線を眺めながらどんどん下る。後半は雪が拾えず蜜やぶとなってしまい、ルートファインディングに苦労する。5時45分林道着。携帯電話で呼んだタクシーで帯広まで帰った。

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